【誕生物語5】黒字化し取締役にもなったのに、ボーナスさへ無い!?

誕生物語5

【ほう・れん・そう作戦】も功を奏し、黒字に転換して利益が出てくるようになると、経営者もどんどんやる気を出してくるようになりました。私自身も、取締役の立場になっていました。

そんなある日、「矢田君、認め印を貸してくれないか?」と、社長に言われました。またもや、人の良い私は、「いいですよ!でも、何に??」と尋ねましたら、「ん~、ちょっと・・・」と意味ありげな言葉尻です。取締役だったので、会社の事業内容が変わるたびに、私の印鑑が必要だったのです。

私の認め印をもっていった社長は、会長名義のビルやマンションなど不動産物件を、会社の事業に組み入れていったのです。それからと言うもの、度々「認め印を貸して!」と言われるようになり、会社の利益から、不動産を買い取る作業が始まりました。

 
従って、いくら利益を計上しても、いつも損益分岐点すれすれの決算帳簿です。決算数字が上がらないので、給料も上りません。でも、資産が増えているので与信は増しています。

おかしいなあ・・・?資産ばかりが増えて、実際動いている社員への還元は雀の涙。働き蜂のミツバチのように、せっせと蜜を運んで貯めていたはずなのに、なぜか「ハチミツ」はごっそり奪われていきます。比較的工事高も順調に推移していたのに、決算数字を見ると、殆ど利益は残っていませんでした。

バブルが弾けても、「より良いものを所有したい」欲は、まだまだ残っていた時代でした。社長は、会長が所有している個人の不動産を、会社の不動産部門へどんどん購入していたのです。ひたすら仕事に励んできた私でしたが、利益が残っていないのでボーナスなどありませんでした。

 
そんなある日、「不動産部門を切り離そうかと思う。」と言われ、やっとオーナーの真意がわかったのです。(私が純粋過ぎたのです。お馬鹿でした!)

会長が入院していることもあり、都会に住まいする社長の姉妹たちが、会長の病状を見舞う振りをして毎週交代で都会から鳥取までやってきて、社長と財産分与の争いを始めていたのです。そこで社長は、リフォーム部門で上がった利益で不動産を買い取り、それを別会社組織にし、姉妹達に手を出すことを出来なくしていたのです。

ちょっと待って!?会社で設けた利益で別会社の資産を増やしていたなんて・・・。そんなのアリ??私には、腰を抜かすほどに衝撃でした!

別会社にした不動産部門の社長は、当然オーナーが兼務です。
ゆっくりと社会情勢も不安定な時期にさしかかって来ていました。

このコラムは、2010年に代表 矢田がブログにて掲載していたものを、新たに編集して連載しています。

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