(有)ナイスさんいん

鳥取県米子市を拠点とした住宅リフォーム会社です。リフォームのことやリフォーム業界の裏話のコラム、施工事例も豊富に掲載しています。リフォームに失敗しないためにお役立て下さい。

親戚の水道屋さんの巻

投稿日:2009/02/27 更新日:

この内容は、日経ホームビルダーの2008年6月号に掲載された事件です。
日経ホームビルダー

安来市のT様での出来事。
下水道切替でオール電化リフォームを計画されたT様。
当社の計画を気に入ってもらい、契約をして。。。
「あのー!親戚に水道業者がいて・・安来市の認定業者なので、そこにお願いしたいんですが・・・実はその水道屋さん、おばあちゃんの実家なんですw」と。

「そんなに濃い親戚先なら直接発注されても構いませんよ。でもね、金額のことはもとより作業手順や工事内容で文句があっても、親戚や友人って言うのは、何かと言いにくい事がありますよ!今までの経験から、親戚・友人に頼んで問題があった現場全てが、お客様の泣き寝入りになってます。」

「んー、でもね!仕方ないから・・・」
「そうですよねぇー」などと、工事は始まりました。水道工事はお客様の分離発注です。

水道さんの事務所へ工程表を持って挨拶に行き、「ナイスさんいんです、宜しくお願い致します」と。。「こんな予定で計画していますので・・・」「なんぼでも工事は間に合わせますけん!」と言われ良い業者さんで良かった!と思っていたのですが・・・ぼちぼち床を貼る準備が出来たので、「予定通り床下や壁の中の配管をして下さい!」と電話しました。

「今、本管の工事中でしばらく手が取れません!」
(・・・ん?んーおたく親戚先でしょ!)とは言えないのが辛い!
結果、丸二日間大工の作業が遅れてしまいました。

1.やっと作業に入ってくれたと思ったら・・・床下には関係のない外部から掘り始めて。。。「ちょっとぉ!床下から始めてもらう約束だよ!」「へぇ?そんなこと聞いてません!」ムカっときながらも、まあ、待て待て!と気持ちを抑えて。何とか順序を整えてもらった。

2.遅れている工事をとり戻そうとしたある日。トイレ手洗いの配管位置がずれている事に気づく。「ここ図面と位置が違うので指示通りお願いします!」「わかりました!」と、いい返事が返ってきた。突然、「うわーーあっ!」との叫び声。

「どーした!」とあわてて現場に駆けつけてみると・・・仮止めプラグを抜いたためトイレ一面プール状態になっていた。リフォームだから配管内に通水している事は知っているはず。養生してある桧の無垢のフローリングは床上浸水状態。(お客様も少し不安になっている様子)

3.外部の配管も進み、出てきた大きな石やコンクリートの固まりを・・・「掘った配管の穴に埋めていいですかいね!」「おいおい!そりゃないだろ!」「じゃあ、この石やコンクリートは持って帰られますか?」
????開いた口がふさがらないとはこのことだ。

4.ある日、1本の電話があった。
「なぁんとナイスさん、ユニットバスの給湯配管が繋いでなかった」「すんませんが、基礎に穴を開けてもえーかいねー!」
???再び、開いた口よりフリーズした私でした。

5.工事も佳境に入り
「エコキュートって言うのは誰が繋ぐかいねぇー」
「うちはやったことがないけん!」
(当社は取り付けたことがないんですの意)
「おたくが繋いでごしなーかいね!」(つないでくれますか?の意)

だんだん、怒りがふつふつと。。。
(いけない!親戚先なんだ)と心に言い聞かせる。

6..エコキュートを取り付ける段階になったとこで、「なーんと!タンクがまくれてめげたわ!」と電話が・・・。(エコキュートのタンクを倒して壊した!)
エコキュートを元とした設備商品は当社が納入している。タンクの外装回りには精密機器が内蔵されている。倒れた衝撃で機器が誤作動を起こすことも考えられる。(メーカーもアフターメンテが起きたとき保証できかねると言う)結局、お客様の事を考えてタンク本体を取り替えることにしました。しかし、壊れたままタンク部は何故か取り付けてあった。

「アフターメンテが発生した時の保証が出来ないと困るのでタンク部を取り替えます」「商品代が発生しますのでお願いしますね!」
「そんなこと言われても、やろうと思って倒したんじゃない!」「我が社は支払えませんよ!」と・・・言われる始末。二日後、「うちで払いますから入れて下さい!」と。

7.エコキュート取替えの段階で・・・
「なーんと!うちの職人が恐れて取り付けないと言い出した・・」「違った職人を行かせるので、手伝ってもらえないかねぇー」
またしても、開いた口が・・・。来た職人さんは70代の一人だけ。。でも、人のいい当社は快く引き受けましたよ。

この現場での問題点

社員さんがたくさんおられたのか、その都度手が空いている職人さんに、臨時でお願いされたのか入れ替わり立ち替わり職人さんが変わりました。前の作業をした職人さんから、次に入る職人さんへ連絡がしてありません。接続ミスや、浸水騒ぎになったことも事実です。この時代、エコキュートの配管をしたことがない業者さんも驚きでした。

それにしても、親戚、友人がこのようなことばかりではありませんが、もしも、このような事になった時、あるいは不運にして人身事故などになった時、いったい誰が、どのように保証するのでしょうか?どこの業者様も『保険』には加入しておられると思いますが、一人親方の職人さんが万一、人身事故を起こした場合、労災保険が適用されません!

一番困られるのは直接発注されたあなた!そう、『お施主様』であるあなたに負担がかかることも考えられます。これって恐ろしいことだと思いませんか?

◆日経ホームビルダーさんが、このホームページを読まれ、'08年6月号の記事に掲載するため取材に来られ、上部に紹介した記事が掲載されました。

-現場で出くわした話

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