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鳥取県米子市を拠点とした住宅リフォーム会社です。リフォームのことやリフォーム業界の裏話のコラム、施工事例も豊富に掲載しています。リフォームに失敗しないためにお役立て下さい。

リフォームは「坪いくら」と表示することは難しいのです。

投稿日:2013/01/30 更新日:

住宅を何もないサラ地に家を建てるほど簡単なことはありません。
TVの番組では、全ての家財道具や住人も引っ越しして空っぽの状態でリフォームを行います。それは大変ラクな「あらえっさっさ~!」の作業になります。

しかし、通常のリフォームは、既存(古い)の部分を残して、新しい部分をつなぎます。その部分にスキマが出来ないよう慎重に作業をします。つなぎ目は強度を保つためボルトや金物でつなぎます。従って少し大きめに解体する必要があります。

リンゴを真っ二つにしたような切り口には出来ません。つなぎの部分を補修するだけでも手間がかかります。既存の建物が、垂直に水平に直角に建っていれば問題ありませんが、木造住宅は100%狂いがあるといっても過言ではありません。

それを合わせるのにクサビ状の咬ませ材を作りながら、入れながら垂直・水平を確保します。多くのリフォーム業者はこの作業を省き、直に下地材を貼り上げることが多いようです。(安く上がります)

重機で一気に壊すのは簡単ですが「残して取る」作業は、取り付けた経験のある人(大工など)でないと、うまくはずすことが出来ません。こうした専門職の人間は、単純職の人より賃金も高いです。再利用する部材(キッチン・洗面台・大黒柱・屋根瓦・・・)は特に丁寧に取り扱う必要があります。それを保管する場所も確保する必要があります。

柱や壁を撤去すると、屋根荷重に耐えるため天井裏に「梁(はり)」と呼ばれる補強材を入れます。梁を架けるため必要ない隣室の天井も取る場合があります。壁を取ることで失った壁強度を保つため、他の壁に筋交い(すじかい)と呼ばれる重要な部材を入れます。TVのリフォーム番組では筋交い補強を殆ど見受けませんね。

下地を残しながら補修する場合、下地を滑らかにする必要があります。新築では、合板やボードの上に塗ったり・貼ったりするのでその処理が殆ど不要です。既存の床を汚さないよう養生も必要ですね。塗り壁を剥ぐ場合、かなりのホコリや表面材が出てきます。

そこで養生シートと呼ばれる紙やビニールなどで床を覆います。いちいち靴を履き替える手間が大変なので、土足で上がっても傷まないように、古いカーペットなども使用します。残されている家具や照明器具・電化製品などにもシートを掛けます。隣の部屋に侵入するホコリを防ぐ養生も必要です。

 
おわかりいただけましたでしょうか?
新築では上記のような手間が省けるため、坪○○万円と表示できるのですが、リフォームでは「坪いくら」と簡単に表示することが、とても難しいのです。正直言って、リフォームに比べると新築は簡単なのです。

この内容は、メーカや工事業者を指摘するためのものではありません。リフォームの失敗をされないように、お客様の知識を高めて頂くための情報です。

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