どこにでもありそうな外壁の割れ。普段見ることが出来ない壁の中では、とんでもないことが起きていました。
米子市のW様で、「最近黒アリが出てきて困っているの!」と相談が入りました。
どこにでもありそうな外壁のクラックです。左は浴室、右はトイレの窓です。
W様は、「少し気になっていることは最近壁の隅にシミがでて来たことくらいですね。」と、言われていました。
ところが壁の中では大変な事態になっていました。
壁をベリっとはいでみた状態です。壁の中では木材が腐食し真黒です。
築10年で外壁を塗り替えたW様でしたが、割れから浸入した雨水は黒い防水紙(フェルト)の内側を通り、下地の桟(野地板)を腐食させ腐朽菌の温床となっていました。そこへ黒アリが巣作りをしています。野地板の右側部の黒いところはすでに腐葉土化しています。アリにとっては、とても環境のいい住まいとなっています。これ以上放置すると腐食臭でシロアリが飛んできて、ついには・・・。想像以上の事態に、W様は唖然。
野地板が白くなっているのは腐朽菌です。黒い防水紙の白い斑点はアリの卵です。下段野地板の右側はすでに腐葉土化しています。
わずかな外壁の「割れ」を見逃していませんか?
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