「トイレの水が止まりません!」と緊急電話が入りました。ランチもそこそこに駆けつけます!
現場は、手洗い付きの洋式便器。手洗いのところに「置くだけのトイレ洗浄剤」がありました。
中を見てみると、洗浄剤がとけて青色の水になっていました。
実は、この洗浄剤が水が止まらない原因だったのです。国民生活センターでは、手洗い部に置かないよう指導しています。もちろん、タンクの中にいれてもダメです。
タンクの構造は、赤く塗ってあるフタが開閉してタンクの水を勢いよく流します。流れの勢いで、洗浄剤がフタの間に挟まって(青い部分)水が流れ放題になるのです。
洗浄剤の説明書を読んでみると「タンクの隅に置くように」と書かれていると思うのですが、流れ出る水の勢いと、流入してくる水の勢いで転がってしまい真ん中に来てしまうのですね。
タンク上に置くタイプやタンクの中にいれるタイプの洗浄剤は、開閉口を塞がないように注意が必要です。