ランニングコストが安価になるということで採用したフィルム式床暖房。説明書通りに施工して、床暖房用の高級な無垢フローリングを貼り始めた。薄いフィルム式とは言え、厳密に言えばその厚さ分だけふくらんで見えるのではないかと不安を抱いていたが、貼ってみると意外と気にならない。
ところが!
部屋の半分に近いところまで貼ったとき大工から緊急の電話が・・・。
「すんませ~ん!「尖った工具が落ちてフィルムに穴が開いてしまいました!」と・・・。
行ってみると・・・ガ~ン!
「熱線の際なので心配ないかと思いますが・・」と大工は言う。
近くにいた電気工事店も「多分心配ないかと・・」と口を揃えて。。。
「ダメです!万一これが原因で貼り直しを要求されたら君たちは無料で貼り替えるか?」
・・・・・・彼らは黙ったままです。
「メーカーに聞いてみましょう!」とも言う。
しかし「ダメです!貼り替えです!」と私はきっぱり。
「あとで手直しするより今の方がラクでしょう!」
しぶしぶ貼り替えることになった大工は文句言わず、ただ黙々と剥ぎます。接着剤が固まる前で少しはラクだった様子。こちらとしては慌てて商品を準備しなければいけません。緊急手配をして、トラックターミナルまで商品の引取へも行きます。
何とか間に合いました。
でも・・・フィルム代、フローリング代を合わせるとかなりの費用が必要です。わざと落としたものでもないので大工に請求することも出来ません。当社の方で面倒を見ることになります。たくさんの現場をやっている内には、このようなハプニングにも出会います。