失敗しましたpart2 意見を押し通さなかった失敗例

投稿日:2009/02/13 更新日:

山間部にある公共下水道が入る見込みのない地域。合併浄化槽を「町」で補助する下水道対策事業でした。

畳1枚分の広さを半分にして大と小が並んだプラン。大の方は床下の土や採石を全て撤去して配管を取り替えたが、「資金に余裕がないので小便所は便器取替えだけにして下さい。手洗いも使えるのでそのままにお願いします。」とのご要望。
「古い配管が残ると臭いが上がってきますが・・」と、申し上げたが、「予算がねぇー」と言われるとどうしようもない。


床下は採石や土が入っているので古い配管が残る。

床下は空洞なので配管は取り替えやすい。

 
そして、工事は完了しました。やがて、1ヵ月を過ぎた頃。「毎日じゃないんですが、少しニオイが・・・」との電話。すぐに駆けつけてみるとニオイはしない?

「風の向きで、時々なんです。天井に換気扇を付けたら吸い取ってくれると思うんですが・・」と言われます。

見積書を再確認していただきながら、「床下を撤去していないので古い配管の影響も考えられます。換気扇を付けると、強制的にニオイを吸い上げますから・・」と答えると、「いや!ずーっとつけていますから・・」とまで言われる。ご希望通り換気扇を取り付けた。もちろんサービス工事である。和風天井なので微妙にスキマがある。

再び電話があり、「前より良くなったが、雨降りなどにニオイがします。器具の接続が悪くてスキマからニオイが出ているのでは?」と。(あのーぉ、床下の配管が原因だと思うんですが・・)と強く言えば良かったと思っても、後の祭り。言われるがまま、便器のスキマをコーキング。手洗いの配管も直管からSトラップにしました。

3ヵ月も過ぎた頃、「調子はいかがですか?」と訪問してみた。「ずいぶん良くはなったが1、2ヵ月に1回くらいは臭うよ!残額を値引きしてくれたらガマンするよ!」とまで言われた。

正直に言えば、数万円の値引きをして終われば簡単なことです。しかし「あの業者は臭うような工事をするぞ!」などと、ご近所に言われてしまったなら、長年築き上げてきた信用が台無しになります。

「値引きしてもニオイは収まりません。費用は当社で負担しますから床下からやり直させて下さい!」

そして、解体・配管・大工など、始めからの作業は開始した。床下も掘削して土や採石を無くし、空洞にして床板を貼り手洗いも、小便器も更に新しくした。『費用がかかっても、なぜ必要な工事であるか』をもっとご理解いただけるまで説明するべきであった・・と反省し、以降、きちんと現状を説明し、最適なプランをご提案することを心がけています。

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