今年の正月に姪っこから「あけおめ」「ことよろ!」とメールがあった。
・明けましておめでとうの略「あけおめ」
・ことしもよろしくの略「ことよろ」だそうだ。
マスコミで流されると、突然反応する「あけおめ」星人たち。日本語も情けなく感じられるのは私だけか?若い世代は、何ともなく会話しているようだが、私たち団塊の世代は、軍国主義の教師達に育った民主主義の世代である。
昭和40年代50年代を青春時代とし、「あけおめ」星人たちに遠慮しながら、リストラの嵐が吹き荒れる時代の今、中島みゆきの「地上の星/ヘッドライト・テールライト」が、共感を呼んでいる。
住宅業界では、「あけおめ」星人達をターゲットにした、ローコスト住宅、高気密住宅が新築の中心である。2世代3世代同居で、うるさい、じーさま、ばーさまに気遣いせず、勝手気ままに行動できる核家族も、今では30年以上のローンもあるらしい。
住宅営業マンの口車でアパート代より安く新築住宅が手に入る!と、言われてみると・・・「うーん、そうかなあ!」と疑問に思わずにはいられない。ローコスト住宅にするには、材料と、手間賃を如何に省くか!である。
高気密住宅は、汚れた空気(外気)を入れないよう魔法瓶のような室内で循環させる。ストーブやファンヒーターの排気ガスを無理矢理吸わされる恐ろしい毒ガス住宅だと、私は思っている。ローンが終るまでに建物が壊れるか自分が壊れるか!と、言っても過言ではない。
いつリストラされるか分からない不安定な時代に、60歳70歳まで支払わねばならないローンを抱え、次世代を担う子供達への配慮はどうなるだろう・・・?わが子達に支えられなければ「孤独死」を迎えるだけだが・・・。
「あけおめ」星人の人たちよ!
父母との同居を考えた2所帯住宅へのリフォームを考えよう!
「おばあちゃんの知恵袋」とまで言われるほど、うるさいけれども知恵がある。
それを、時代が違う!と、はねのけないでうまく利用すればいいじゃないか?
「地上の星」の曲や「たそがれ清兵衛」などの時代劇がヒットしてきた。
遠慮していた団塊の世代が、少しづつ動き始めてきました。