お客様から、「こんど縁側を増築したいんですが・・来てみて戴けます?」と連絡が。
さっそく現場に向かいました。6畳和室の外に縁側を増築する計画です。面積はおよそ1坪。
「うちの家は寒いので二重サッシがいいわね」
「母屋が石州瓦なので合わせてくださいね」
「小さくてもいいから、押入もね!」
「いくらぐらいかかります?」
と、ご要望がいろいろ。
私 「早速見積もりしてみます!」
図面を引き、見積もりを始めた。基礎が、材木が、屋根が、壁が、サッシが・・・内装も、電気工事も建具屋さんも・・・積み上げていくと数十万円になりました。見積もりをお見せしたら、
「チラシでね、○条工務店は一坪40万円から」
「タ○・ホームは29万円の坪単価よ!」
おいおい、数十坪もある新築の建物の金額と比較しないでよ!
新築では、水回りのように金額が高い部分や、洋間のように坪単価以内で出来る部屋の平均となります。坪数が増えると平均単価が下がって当然なのです。しかし、リフォームではそうはいきません。
「あっちの業者は自然素材で」
「こっちの業者は断熱サッシで・・」
新築のチラシを見て、自分に都合の良いとこばかりのいいとこ取りされて、値段を下げるように言ってくる。
「無理を言ってもいけないから、中をとって35万円ではいかが?」
『それがムリなんだよーー!』
と、心の叫び。(笑)何をどう伝えても、意味が分かってもらえない。
最後には、「その業者なら安くしてもらえでしょうから・・・」となりました。はぁ~。