事例1
業界トップブランドのシステムキッチンが、新築5年目にしてコンロ開口部回りの補強材が漏水で腐食した現場です。
補強材はパーティクルボード(下記参照)で作ってあります。腐食が原因で補強力が弱まり天板がたわみ、さらに水漏れが増大の悪循環。
事例2
水栓金具の取付不良による漏水。赤いラインは下部収納ボックスの位置。壁と下部収納ボックスには約10cmの空間があります。
事例3
水栓金具から漏れた水で床板が腐れた状態。新築後5年目です。
このメーカーではカウンター(天板)の補強にパーティクルボードを使用していました。
ビルトインコンロとステンレスカウンターの隙間から漏れていた水がコンロにサビを発生させ、床板まで腐らせた現場です。また、施工ミスにより、水栓金具が適切に締め付けてなく、水漏れが発生、床板を腐らせています。
私たち「ナイスさんいん」ではこの商品はお薦めしていません。見えない部分で適切ではない部材をしかも、まばらに配する事で強度も弱くなったのが原因では?コストを削減していますが・・・高価なキッチンを数年で取り替える必要に迫られるとは。他メーカーの大半はカウンターの裏側を、ほぼ全面に補強しています。
パーティクルボードの特徴
簡単に説明します。
のこくずや木片を接着剤で固め板状にした畳大のボード。狂いが少なく、主に家具などに使用されることが多く、木質廃棄物を再利用できるので資源の有効利用には効果がありますが、最大の欠点は『水に弱い』ことである。