山陰地方には、冬の寒さにも強く、夏の暑さにも強く、台風にも強い、素晴らしい屋根瓦の「石州瓦(せきしゅうがわら)」があります。
石州瓦(せきしゅうがわら)は、島根県の石見地方で生産されている粘土瓦のこと。三州瓦、淡路瓦と並ぶ日本三大瓦の一つ。
wikipedia 石州瓦
その石州瓦の耐久力は、60年とも80年とも言われますが、実際に100年以上経過した建物に使われているものもあります。当時の品質は「均一」ではなかったので、ゆがみやソリもあり、工法も土葺きだったりするので、リフォーム時などには再利用が非常に難しいものです。
新しい瓦に葺き替えた場合、古い瓦を処分するのですが、瓦を砕くと表面に塗ってある「釉薬」が尖って砕けてしまうので、簡単に砕いただけで埋め立てると車のタイヤが切れてしまいます。よって、特殊な方法で砕きます。
砕いたものを砕石の代わりに庭に敷きつめると、雑草にも効果があり、ジャリジャリと大きな音がするので防犯にも素晴らしい効果を発揮します。赤瓦・黒瓦・銀色瓦など様々な色が混じっているので、見た目にも美しいです。
色んな場面で色んなモノを色んな方が研究して、再利用できるように工夫されていることは、素晴らしいことですよね!当社でも、古材とか昔の建具や古民具などなど。使えるものは出来るだけ捨てずに再利用させて頂いています。