米子市I様宅 ☆ケアマネージャーO様
それは平成4年の工事でした。60代の畑仕事が大好きなおばあちゃん、40代で深夜勤務もある働き盛りのご夫婦、そして学生の子供たちの5人家族。どこにでもあるごく普通のご家庭でのリフォームでした。
おばあちゃんの憶力も素晴らしく、このたびの介護リフォームに打合せに行ったところ、あら!「矢田さん」と名前まで覚えてもらって感激しました。
15年前のリフォームとは思えないお手入れの行き届いたトイレです。鳥取県西部地震で少し壁紙がシワになっている程度。当時より耐震のことと、介護が必要になった時の事を考え、壁面には安価に収まる石膏ボードは使用しませんでした。そして通路からの段差も解消、車いすでも問題が少ないように引き戸に改装していました。

15年前にリフォームしたトイレ
元気だったおばあちゃんが、内臓の疾患で入院を余儀なくされました。2ヵ月の入院で歩くことも困難になったのです。15年ぶりにご用命を戴き、おばあちゃんの体調に合わせた、普通の人より低い位置での手すり取付でした。
座敷からは20cmの高さのてすりです。どんな位置にでもビスをしっかりと固定できるように石膏ボードより数倍高価な構造用合板を採用していました。改装後に発生する古い便槽からの「アンモニア臭」も全くなかったと言われました。もちろん介護保険を適用した工事です。

リフォーム後

リフォーム後の様子