大山町のK様から・・・うちの家はいくら暖房しても寒くて眠れませ?ん!と。調査に行くと・・・8畳の和室に押し入れがついたごく普通の増築物件。「安普請でしたから・・」とお客様は謙遜される。
そこで、古新聞紙ですっぽり断熱をしましょう!と提案した。。ん?新聞紙で?と不思議そう。。。
古新聞を繊維状に分解します。新聞はパルプ繊維からできています。この商品は、「セルロースファイバー」と呼びます。
圧縮されたセルロスファイバーの梱包を開け機械でほぐします。

セルロスファイバーの梱包
バキュームカーのホースみたいなもので送り出します。

送り出し中
さあ天井裏に吹き込み開始です。(ちょっとホコリが舞うので養生などの注意が必要です)梁丸太下部のスキマを上下の写真で比べて見て下さい。

敷き込み前
厚さ20cm敷き込みます。屋根からの熱はカット!です。

敷き込み完了
壁には通気シートを貼り、中へ吹き込みます。材料にはホウ素が配合されているので、ゴキブリやシロアリ、小さな害虫やネズミまでも寄せ付けません。
湿気も含みにくいので、ずり落ちたりしません。木材の繊維なので調湿性と結露対策の断熱性能は他の断熱材より効果があります。(グラスウールなどより高価になります)

通気シートを貼る
何カ所も穴を開けスキマなく材料を充填します。

穴から充填
勿論サッシのスキマも充填します。
ホウ素は海水や土壌など、自然界に広く分布しており、環境にも優しいため、うがいや目を洗浄する時にも使用されますね!シロアリやゴキブリなどを寄せ付けません。(あなたの家でもホウ酸だんご使っていませんか?)
ホウ素を添加することで「難燃材料」として認定されています。古新聞の再利用というエコロジーな素材として脚光を浴びています!
断熱はもとより、湿気を吸ったり吐いたりする一年を通じての調湿機能もあるんです。化学物質を使わない、健康的な素材です。輸入品も含め多くの類似商品がある中で、当社では王子製紙グループの王子製紙「ダンパック」を採用しました。
お礼状を戴きました。
ありがとうございます!