太陽光発電は、基本南側が一番適しているのですが、いくら、南側がいいからと言っても、南側に障害物があると発電しません。
現地調査で伺ったお客様宅の前の家に太陽光発電が取り付けられていました。(当社の施工ではありません。)
この写真の事例では・・・
5段の5列=25枚ですから
1枚が165wとすると4.12kw
1枚が190wとすると4.75kwとなります。
殆どのメーカーでは、数枚を1回路として、数回路をひとつのBOXに集めます。標準的に、横列を1回路とすることが普通ですが、横列の1枚でも障害物(影)があると、その列は発電しません。
写真を見ると、すでに下1列の4枚が影になっていますね。ということは、下1列は発電しないということになります。せっかく、高いお金を払っても発電しなければ意味がありません。
この現場は、南向きの「納屋」の屋根に設置されました。ところが、南側に日陰になる背の高い「母屋」があるのです!さらに衝撃的なのは、西側には黒いフェンスがある隣家もあるので、夕方(午後)は早く日陰になってしまいます。
こうした現場からもわかるように、単純に太陽光を設置=南向きが良いとは限らないのです。太陽光発電は、高い買物です。また長く使うものでもあります。業者の言いなりにならないように、最適なパネル数・施工方法を提案してくれる業者を選んで下さい。