最近当社で、太陽光発電の見積をさせて戴いているお客様。
少し予算がオーバー気味なので、他社さんへも見積を出されたそうです。

平面ではない屋根(該当のお家ではありません。
内容を確認させて頂くと、現状の鉄板屋根にそのまま搭載とありました。そのお宅の屋根の形状は、写真のような平面ではない屋根です。この飛び出ている部分に「つかみ金具」で止めるという。この形状の屋根への設置は、殆どのメーカーが10年保証は渋るような屋根の形状です。
さらに驚くのは、この建物は鉄骨造であるということ。

鐵骨づくりの内部
金属屋根の下地は「木毛板(もくもうばん)」と呼ばれる木の繊維をセメントで固めた畳大のもので、私のようなデブが乗ると壊れます。

木毛板(もくもうばん)
さらに、追い打ちをかけるように傾斜は緩いのですが、北側に向いている屋根です。
太陽光各社は、この素材が下地の場合は10年保証はもとより、搭載を禁じています。
建築施工内容を理解していない業者では、とても危険であることがおわかりでしょうか?
当社見積の「半額!」で、確かに太陽光は設置されるのでしょう。
私どもでは、屋根の構造を南向きにやり変えての見積だから、とうぜんお高くなっています。しかし、その分メーカー保証は万全ですし、瑕疵保証もついています。
お客様の気持ちは揺らいでいます。そりゃあ、半額ですからね!
でも数年後、いや、今年の冬に雪が積もったらどうなることでしょう?
その電気工事店が保証してくれるのでしょうか?
皆さんのご家庭に、このような見積書が届いたら、いかがされますか?
「やっぱ、安い方がいいよね~~~!って、飛びつかないでくださいね!